両親が来たときに、
エクセレントボンレスのスパーリング観戦に行った時のこと。
やっと書こうと思います。
むしろなんか悲しかったのは私だけだろうか。
さて、今年一番の猛暑じゃないかってくらい、
歩いてて元気が吸い取られたとある土曜日の午後。
遅めのランチを食べた私と両親はアンコロのいるジムへ。
アンコロは汗だくで腹筋&腕立て中。
椅子を持って来てリングの見える位置に座る私たち。
ぶら下がったサンドバッグを蹴ったりしてるアンコロ。
しばらくして、やっとアンコロと友達のM君がリングに。
アンコロの友達M君はもう2年近くボクシングやってて、
すでにAdvanceクラス。
(アンコロはIntermediate。)
実際にゴングが鳴ると、私もドキドキ。
なんか目頭とか熱くなってきちゃうし。
がんばれ!がんばれ!
なんかコレなんでこんな泣きそうになってんだろ私。
あ、そうか。
よく子供が幼稚園で始めてお遊戯する時に泣けるっていう、
あの母親の気持ちか?その涙か?
いや、違うかな。
全然マイナーな国のマラソン選手が、
オリンピックで完走するのを見てる時に泣けてくる、
あの涙か???
分からないけど泣きそうな私。
すると隣で悪魔の声が。
『ありゃアンコロ全然ダメだなこりゃ。』 (by オトン)
なんてことを!!!
『スタミナもないしあの友達は全然落ち着いてる。
けどアンコロは必死だわ。』 (by オトン)
なんてことをっ!!!!
・・・確かにM君がパンチするとすっごく早くて、
ド素人の私でもスパっとするパンチの効いたパンチ。
『カッコいいな、M君。いい体してるし。ドゥへ。』 (by 私)
『あの子と付き合うとか考えなかったの?』(by オカン)
みんなひどすぎる!!!
私はもう段々泣けてきて、
アンコロ頑張れ!と熱心に応援した。
そしたらアンコロは段々すごい変な喘ぎ声を出し、
(シャーペイの遠吠えのような)
どうも本当にスタミナがないらしい。
切ない。
『ありゃアカンわ。そろそろ行こうか。』(by オトン)
そしてそんなこんなでゴングが鳴る。
ふらふらとやってくるアンコロ。
『すごいねーー!かっこいいねー!』(by オトン&オカン)
(どんだけ調子いい奴ら!)
・・・私は涙をこらえるのに必死でした。
見なきゃよかったです。もう切ないっす。
そして先日、アンコロが私の両親に向けて書いたクリスマスカードには、
『今度いらしたときにはもっと面白い試合ができるよう日々鍛えます。』
・・・ほんっとに相変わらず真剣だし。
さらに先日、些細なことから大喧嘩になった私とアンコロ、
私が暴言を吐きまくると、真顔で、
『いい加減にしろ。僕のパンチは簡単にお前を殺せるから怒らせるな。
素人には決して手出さないけれども。』
・・・ほんっとに自分もうプロだし。
私はエクセレントボンレスの大ファンですが、
試合等はもう見に行かないと思います。
なぜか切なかったのです。
以上でした。悲しい結末です。
そしてエクセレントボンレスは今日もトレーニングに行かれております。
今後ともエクセレントボンレスをよろしくです。